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2021 11.28

エステサロン経営のコツは?必要スキルもご紹介

サロン運営

美容師や理容師と異なり、実は資格が無くとも始められるエステサロン。
その手軽さと、昨今の美容健康ニーズの高まりから年々エステサロンを開業している方が増えています。
しかしながら、「誰でも気軽に始められる」が、「誰でも生き残れる」業種ではありません。
開業から1年程で約半数が閉業してしまっているのも現状です。
それでは、エステサロンとして生き残る…お客様に長く愛していただけるサロン運営に必要なこととは?エステサロンの経営についてご紹介します。

エステサロン経営に必要なスキルは?

エステサロンを始めること自体は、無資格でもある程度の資金調達さえできればすぐに始めることができます。
しかし、もちろんボランティアではないので、社会に必要とされるには黒字経営であることが求められます。
エステサロンオーナーには何が必要なのでしょうか。
まず、個人でオーナー兼施術者を行う場合は下記が求められます。
・技術力
・知識量
・トーク力
・コミュニケーション能力
・カウンセリング力
・マーケティング力
・営業力
・計画性
・関連法規の理解
これにプラスして、従業員を雇う場合は
・マネジメント(管理)
・育成、指導力
が求められます。

それぞれ詳しくご紹介します。

技術・知識面を磨く

まずは施術者として基礎的な技術・知識の構築は必須です。
自分のサロンで提供するいわばメイン商品となる技術。癒やし、疲労回復などのリラクゼーション技術、痩身技術、フェイシャル技術など、ハンドマッサージ1つ取っても、様々なものがあります。
こだわりの機械や技術を厳選し、お客様へ提供することはベースとして求められますが、お客様のお体・お肌状態は様々です。原因・改善要因なども含めて、お客様に改善のアドバイスをするためには、付随する幅広い知識が必要となります。専門学校を出てベーシックの技術を身につけるのも1つですが、様々なセミナーや専門的な技術スクールに定期的に通い、常に新しい技術を取り入れ、お客様を飽きさせないことも必要となってきます。

営業力を磨く

トーク力、コミュニケーション能力、カウンセリング力、マーケティング力…これらをまとめて、ここでは営業力とさせていただきます。
エステサロンとして繁盛するには、実はこの営業力が最も大切になってきます。
知識や技術が一流でも、お客様へ伝わらなければ、それは無いも同じなのです。
なのでまずはコミュニケーションスキルを磨き、カウンセリング力(聞き込み力)、トーク(提案力)を培っていきましょう。

こちらも、セミナーやスクールの受講をオーナーが自ら積極的に参加し、日々自己研鑽を怠らないことが、実はサロンの売上に直結してくるのです。

サロン運営力を磨く

最後に、計画性、関連法規の理解、マネジメント(管理)、育成、指導力について。こちらは直接的にサロンを安心安全に運営していくために求められるスキルです。
計画性はサロンの売上目標設定や戦略を立てる力ですが、従業員の育成や、サロンの打ち出しも計画性に含みます。
また、エステサロンで回数券の販売をする場合は、【特定商取引法】や、お客様からいただく【個人情報】の扱いについての法律もしっかりと事前に確認しておきましょう。
そして雇用を行う場合、サロン経営者に求められるのは、従業員へのマネジメント力です。従業員がやりがいを持って働けているか?技術力は?知識量は?日々確認し、スタッフともコミュニケーションをしっかり取りましょう。

エステサロン経営のコツ

スキルについてはかなり幅広く求められるものがあります。その中より、経営のコツはやノウハウがあれば是非知りたいですね。
前述した通り、繁盛店になるには、エステサロンとして長く経営していくためには、やはり売上が最も大事ですので、営業力が売上には最も直結します。
ですが、人間には様々なタイプの方がいらっしゃり、見て判断する方、聞いて判断する方、体感して判断する方 大きくわけるとこの3つでの判断があるので、カウンセリングツール制作などの運営力も大事ですし、言葉でわかりやすくお伝えする提案力も、勿論技術力も3本柱で全て求められるのです。
ここより技術力、営業力、運営力を磨くコツをもう少しだけ詳しくそれぞれご紹介します。

技術力を磨くコツ

エステサロンで求められるのは、やはりそのメイン商品(技術)を通して得られる結果です。
長い目で考えると、エステサロンに通われるお客様には正直終わりは来ません。
むしろ、日々歳を重ねる毎に、新たなお悩みが出てくる場合もあります。
定期的に開催される美容の展示会へ足を運び、セミナーやスクールを受講し、新しい知識やより深めた知識を取り入れていきましょう。
自分が他のエステサロンで実際に受けてみるというのもとっても大切です。
昨今は、機械の技術力の進歩が著しいので、新しい機械を取り入れることは、目覚ましい結果をお客様に提供する近道と言えるでしょう。
美容業界は日々進化していますので、慢心せず、常に向上心を持ち技術を磨いていきましょう。

営業力を磨くコツ

コミュニケーション能力は、大人だし普通にできる!と思っている方は案外多いのですが、エステサロンというのは、初対面のお客様のお悩みを伺い、直接肌に触れて改善のお手伝いをする、非常にセンシティブさを持った業種です。
そのため、友達付き合いの延長線のコミュニケーション能力ではなく、気遣い・心遣いを兼ね備えた深い人間力が求められます。
特に求められるのは、傾聴力です。
よく耳にする「エステサロンで押し売りをされた」というのは、顧客のニーズに合わせられていないことによって起こる、ミスコミュニケーションのようなものです。
まずはきちんと顧客に向き合い、潜在的なニーズを汲み取るための傾聴力について学びましょう。

運営力を磨くコツ

運営力の中でも、マネジメント力を取り上げます。
エステ業というのは、拘束時間は長く、技術や知識のサービス提供者でもありながら、営業マンでもある、非常にやりがいと喜びの大きい仕事ではありますが、お客様からの評価が還ってこない(売上が上がらない)と、給料も上がっていきませんし、どうしてもマイナス思考に陥ってしまう(不満を抱えてしまう)エステティシャンがいるのも事実です。
エステティシャンにとってお客様がいない というのは最も辛いことです。
例えば、クーポンを出したけど、皆さん体験のみで終わってしまう…というのは、非常に勿体ないですが、それ以上に、スタッフにやりがいを与えられず、モチベーションがどんどん下がってしまいます。
従業員にも営業力を磨かせる、技術力を磨かせる育成力が、経営者には求められますので、まずは自分が沢山経験を積み、力を磨きましょう。

エステサロンとして長く繁盛するために、経営に求められるのは、
①幅広いニーズに応えられる技術力・知識量
②カウンセリングやコミュニケーションを通した営業力
③法律や従業員の育成といった運営力
技術力は機械に頼って近道をするのが一番!
営業力や運営力はセミナーやスクールの受講で磨きましょう!
開業支援をしてくれる会社もあるので、関連法規などのあまりわからないことを含め、頼れる人には頼って、繁盛店を生み出しましょう♪

 

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