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2021 11.29

業務用エステ機器の種類は?選び方をご紹介

美容機器

全国で5000超の事業所のあるエステ業界。市場としては4000億弱の規模の業界です。
商業施設内や独立店舗、マンションなど様々な形態で運営の可能なエステサロンですが、そんな数多くのサロンの中から、お客様に選んでいただくべく、「集客力のある機械を導入したい」「もっと結果の出る機械を導入したい」など、新規開業でも、既存店でも、新たに機器の導入を検討されている方は展示会などで多くお見かけします。
こちらの記事では、美容機器の導入メリットや、業務用機器の選び方などについてご紹介致します。

業務用エステ機器とは

そもそも業務用エステ機器とはどういったものなのでしょうか。
業務用エステ機器とは、フェイシャル・痩身・脱毛などの様々なエステ機器のうち、エステティックサロンでの使用が想定されているマシンのことを指します。
こういった業務用美容機器は、基本的には家電量販店などの一般市場に出回ることはないので、お客様にとってサロンでしか受けられないという付加価値も与えてくれることでしょう。
購入を検討しているのであれば、実際に見て触れることを推奨します。例えば毎年東京で開催される【BWJ】という国内最大級の美容の展示会などでは、国内外問わず550社程出展し、内美容機器ゾーンも非常に広く構えられています。
機械のスペックだけではなく、操作性、ヘッドの重さなどの扱いやすさデザイン、販売店のフォロー体勢など、様々な面で比較検討をしましょう。

家庭用との違い

さて、基本的には家電量販店などの一般市場に出回ることはないと前述しましたが、一般的に気軽に購入できる家庭用機器と業務用機器の違いとは一体何なのでしょうか。
最も異なるのは、【出力】です。
プロであるエステティシャンが操作することが前提となっておりますので、出力の高さと安定したパワーが業務用機器には備えられています。そのため、1回の施術でも効果が感じられ、早い結果が出せるので、施術時間短縮になり、お客様にとっては負担が軽減され、お店にとっては回転率がUPします。
ただし、出力が上がる分、危険性はアップします。家庭用の危機では、美容知識の無い方でも安心してお使いいただけるような出力に設定されていますので、安全性は高いです。業務用機器の購入時には、きちんとレクチャーが付いているかを見ることも重要なポイントです。
また、家庭用機器は基本的に「手軽」というのがメリットになりますので、シンプルな設計で、操作も簡単なものが多いです。業務用機器では、お客様の状態に合わせて出力やモードを切り替えるなどの見極め力も求められます。

業務用エステ機器の種類

そんな高出力な業務用エステ機器ですが、大きくわけると下記の3つに分けられます。
【痩身機器】【脱毛機器】【美顔機器】です。
これらを、サロンのコンセプトや提供したいメニューに合わせて選定していきましょう。
それぞれどういった機器なのか、詳しくご紹介します。

痩身機器

痩身機器とは、字の通り「痩せる」ことを目的とした機器です。
大きく分けると【代謝アップするための機器】【セルライトをほぐす機器】【脂肪細胞を破壊する機器】【脂肪を燃焼させる機器】【身体を引き締める機器】などがあります。
最近だと、どんなお身体状態のお客様にもアプローチできるという点で、1台で脂肪細胞の破壊から燃焼、排出まで行える複合機(バーニングシェイプ)や、寝てるだけで腹筋3万回相当の運動量を起こせ、燃焼と引き締めが同時にできるという電磁場機器(テスラシェイプ)などが人気です。
最近の動向としては、一石二鳥以上の【時短】【非接触型】の2つが顧客ニーズとしても高くあるようです。その点では、身体を深部から温め、美肌効果もあり、疲労回復も叶う非接触型マシンの【コラーゲンマシン】は痩身機器としてだけでなく幅広く活躍してくれることでしょう。

脱毛器

家庭用を持っている方も多くいる脱毛機ですが、近年【メンズ脱毛】や【介護脱毛】という需要も相まって、潜在顧客が増えたことで市場は伸び続けています。
家庭用機器の限界を感じていたり、自分では届かないところのケアを望まれたり、やっぱりサロンがいい!というお声もよく耳にします。
様々な脱毛機が出ていますが、違いとしては【方式】【スピード】が最も選ぶポイントになると思います。
一昔前だと光脱毛は【IPL】という方式が主流でしたが、やや痛みがあること、時間がかかることなどのデメリット気にされ始め、最近だと痛みが少なく産毛にも効果的な【SHR】方式や【NPL】方式なども出てきています。
また、1秒間に5ショットや10ショットの連射ができる機器が多く、施術時間も全身で15分〜60分で仕上げられるようになってきています。

美顔器

フェイシャルエステサロンには欠かせない美顔機器。
種類としては【毛穴汚れなどをキレイにするもの】【リフトアップ機器】【ニキビケア】【シミケア】【くすみケア(透明感UP)】【肌への栄養補給(導入機器)】など様々あります。
昨今のコロナ禍ではマスク荒れによるニキビケアの需要は高まっています。
時代的流れとしては、韓国人のような白肌、ツヤ感のある水光肌 などが人気で、ノーファンデで過ごせるような素肌力・美肌力を求めるお客様も多くいらっしゃいます。
そもそも美肌とは潤いがある・滑らかである・ハリがある・弾力がある・血色が良い・ツヤがある という状態ですので、全てをカバーできるようなコース創りをすることが求められるでしょう。

業務用エステ機器の選び方

それでは、業務用エステ機器はどのように選べば良いのでしょうか。
ポイントは大きく分けると5つ。
基本性能である【スペック】
プラスα実用性に関わる【操作性】【安全性】
運営していく上で重要な【保証】【アフターフォロー】
それぞれ詳しくは後述していきます。

購入方法においては、【一括買取】【ローン買取】【リース・レンタル】などが一般的です。自社の希望する支払い方法が可能かどうかも選定基準の一つになるかと思います。また、少しでも費用を抑えたい場合は、新品にこだわらず、中古マシンを選択するという手段もあります。例えばお客様の肌に直接触れないフェイシャル機器のスチーマーなどは、多少傷などが付いていても気にならない場合もありますので、検討の1つとしては良いでしょう。

基本性能

1:スペック(=効果)

最も気にされるであろうスペックについて。やはりお客様にご提供する上で、「結果が出ない」では、顧客は中々付かず、繁盛店にはなれないでしょう。
例えば一口に【ラジオ波の痩身機器】と言っても、スペックは様々です。バイポーラ式なのかモノポーラ式なのか、1Mhzなのか、3Mhzなのか…などによって体感が大きく異なります。ただし、ここで気をつけたいのは【高出力である程良い】ではないという点です。バイポーラ式ラジオ波の場合、高出力になるほど表面温度が上がりやすく、皮膚の引き締め力はUPしますが、ヘビーなお客様にとっては深部温熱が不十分な場合もあります。
ですので、サロンのコンセプトやターゲット層に合わせ、最適なスペック選びが重要となるということです。

実用性

2:操作性

ディスプレイなどの操作の簡単さもありますが、エステティシャンは基本的には女性。女性が長時間、何人ものお客様のご対応ができるか(腕が疲れないか?)というのも実は重要です。
また、キャスタータイプの機器の場合は、小回りがきくかなども確認しておきましょう。

3:安全性

業務用機器は家庭用より高出力というお話をしましたが、お客様にサービス提供する上での操作上の安全性はプロとは言え、気にしておいた方が吉でしょう。例えば万が一の異常事態を感知した場合は機械が自動で停止するなどの機能が付いているとより安心です。
また、故障しづらいというのもサロン運営上は非常に重要な安全性となります。

選び方

4:保証

万が一の故障の際の保証は必ず確認しておきましょう。基本的に初期不良としては半年〜1年の保証が付いている場合が多いです。輸入製品の場合は、故障可能性のあるヘッドや部品の備品があるかどうかなども確認しておきましょう。

5:アフターフォロー

故障外のフォローも重要です。導入時にエステティシャンへの育成研修があるか、使っていく中での疑問点を解消できる窓口があるか、定期的メンテナンスが必要かどうかなど、長期的に運営していく上で、必要なファクターとなりますので確認しておきましょう。
実は機械本体を安く購入できたはいいけど、購入後に連絡が取れなくなって、機械の修理ができず困っているというご相談も多々あるのです。初期費用は抑えたい想いも勿論あるとは想いますが、安いお買い物ではないからこそ、どんな販売店さんから購入するのか、実績なども含めて比較する慎重さも重要になるのかもしれません。

業務用エステ機器の選び方についてご紹介させていただきました。
家庭用より高出力な業務用エステ機器は、大きく分けて痩身機器・脱毛機器・美顔(フェイシャル)機器の3種類。
機械としては、サロンのお客様のターゲット層などに合わせた最適なものを選び、アフターフォローや導入時レクチャーなど、販売店選びにも注目すると長い運営を考えるとより安心です!
購入が難しい場合はリースやレンタルを活用し、月経費を抑えてスタートすることも可能です。
しっかり結果が出て、運営上も安心、お客様にとっても安全な 双方が嬉しい機器に出会えますように♪

 

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