エステティシャンのための皮膚概論★
皆様こんにちは、コラーゲンマシン日本総販売元のスペースグッドタイム インストラクターの早坂です(*^^*)
今月のブログテーマはやはりコラーゲンマシンのメイン効果でもある【肌】について♫
改めて皮膚について解剖生理学的な観点や、お客様へお伝えしたいポイントなどをご紹介いたします!
本日はまず皮膚の概論から。
皮膚の概論
肌、つまり皮膚は人間の体のもっとも外側にあり、 人体で一番大きな臓器だともいわれています。
«皮膚»は、身体全体を覆い、内部の臓器を包んで外界の様々なストレッサー(刺激)から諸器官を守る、人体最大の器官です。
皮膚の成長は、胎生(※受精してから)2ヶ月ころから始まり、20歳ころから機能低下していくと言われています。
近年では、食生活や生活環境の変化により老化は更に早まっていると言われており、私自身はお客様へ「15歳頃から老化が始まる」とお伝えしています。
厚みは約2mm と非常に薄く、非常にデリケートな器官でもあります。
そんなデリケートな器官へのお手入れは、【正しい知識】に基づき、正しいケアをしてあげることが重要です。
また、お肌は【内臓】【心】【環境】を映し出す“三面鏡”とも言われています。
すなわち、お肌のコンディションを観察することは自身の気づいていない心の疲労などに気づくことにも繋がります。
皮膚の構造
皮膚の構造についても改めてご紹介します。
皮膚は【表皮】【真皮】【皮下組織】の三層から成ります。
厚さは2.0mm程度ですが、薄いところだと、0.7mm程度になります。手掌・足底が最も厚く、最も薄いのは瞼です。
ちなみに表面積は約1.6㎡で、重さは体重の約16%程度になると言われています。
大きく見るとそんな構造の皮膚ですが、皮膚表面についてもう少し細かく見ていきます。
皮膚表面の構造
皮膚表面は外観や肌理(キメ)を決める重要な要素です。
それぞれ下記によって構成されています。
【皮溝】:網目状に走る溝
【皮丘】:皮溝で囲まれた不規則な面
【毛孔】:皮溝が交差するところにある穴
【汗孔】:皮丘の中央にある、汗を分泌する穴
「キメが細かい」「キメが粗い」と言うのは、この皮溝・皮丘の状態を観察することによって表されます。
ちなみにキメの細かさだけが重要ではないです。最近は様々な美容アイテムがあることによる過度なケア、そこにマスク生活も相まって、キメが摩耗してしまっている方もいらっしゃいます。摩耗したお肌は赤みが出やすかったり、シミができやすかったり、乾燥しやすかったりと様々なスキントラブルが出てきます。
溝と丘の細かさ、深さのどちらも観察していきましょう。
肌のコンディションや、印象…すなわち素肌美を司るキメ。
キメの細かい肌は総じてなめらかで、触るとフワッと柔らかいお肌状態です。
一方で、キメの粗い肌はザラッとして毛穴も不均一です。
古い肌細胞が角質となって積み重なると、肌は触った感じも見た目もキメが粗い印象になってしまいます。
大きく開いた毛穴に加えて、肌を紫外線にさらすことは、肌のキメに悪い影響を及ぼす可能性があります
次回はそんなキメが崩れる要因や、ケアのポイントをお伝えさせていただきます♫
それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!