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2023 03.10

表皮の構造と、エステティックの必要性!

皆様こんにちは、コラーゲンマシン日本総販売元のスペースグッドタイム インストラクターの早坂です(*^^*)

今月のブログテーマはやはりコラーゲンマシンのメイン効果でもある【肌】について♫

 

改めて皮膚について解剖生理学的な観点や、お客様へお伝えしたいポイントなどをご紹介いたします!

前回は肌のキメを整えるポイントについてご紹介いたしました。(コチラ

今回は、【表皮の構造】についてご紹介させていただきます!

表皮の構造

 

表皮は大きく4層に分けられます。

上から順に

●角質層

●顆粒層

●有棘層

●基底層

 

1層ずつ詳しくみていきましょう。

角質層

表皮の一番外側は角質層で守られています。

厚さは平均で20μ。

顕微鏡で見ると15層から40層の平たい細胞が折り重なってできています。
しかしその細胞には核や小器官は存在しません。
つまり核がないということは細胞にとっては死を意味します。
少し嫌な言い方になるかもしれませんが、角質層からはケラチノサイトの死骸の集まりなのです。(いずれ垢となる部分です。)

死骸と死骸の間隙(角層細胞間)には顆粒層で賛成された、 皮膚のバリア機能として重要な役割を果たす脂質でみたされ、 細胞同士の結合のみならず水分保持に大変重要な役割を果たしています。
ちなみに、「透明層」という言葉をたまに耳にすると思いますが、これは手のひらと足の裏にしかありません。
手掌足底では角化が不完全のため基質より線維の密度が高く、 顕微鏡で見ると光を強く屈折するためにこのような名前がついたのです。 位置で言うと、顆粒層と角質層の間に挟まれた層に存在します。

 

健やかな肌の「角層」の中では、何層もの角層細胞が重なっています。

そして、角層細胞どうしのすき間を満たし、細胞どうしや水分をつなぎとめているのが、肌の必須成分【セラミド】です。

イメージで言うなら、角質細胞がレンガで、セラミドはセメントのようなものです。

セラミドは、肌の奥から生まれてきます。
肌には、本来、乾燥やほこりなど肌荒れを引き起こす外部刺激から肌を守るための働きが備わっています。その働きのことを、肌の「バリア機能」といいます。「セラミド」は、このバリア機能をきちんと働かせるための主役となっている成分です。充分な「セラミド」で満たされた肌は、バリア機能の働きが高く、外部刺激で肌荒れしにくい状態です。肌表面も、潤ってキメが整っています。
このセラミドが不足すると、角層のバリア機能が充分に働きません。
乾燥など外部刺激で肌荒れしやすい、いわばスキだらけの状態に…。
肌表面も、荒れやカサつきをくり返しやすくなってしまいます。

セラミドは、本来私たちの肌に存在する成分です。

肌の角質細胞の間を埋める細胞間脂質の50%を占める、いわば主成分がセラミドなのです。 セラミドは水分保持機能を持ち、外部刺激からのバリア機能をサポートし、肌のうるおいを支えている大切な成分です。

 

顆粒層・有棘層・基底層

 

【顆粒層】

有棘層の上、角質層の下にある1層ないし数層しかない薄い層ですが、 細胞が扁平な形でケアトヒアリン顆粒を多数持っていることからこの名がつきました。

ケラトヒアリン=水晶様の顆粒

やがてN.M.F(角質層の保湿因子)の成分となるのがケラトヒアリンです。

ケラトヒアリンには紫外線を反射させて深部に浸透することを防止する役目があります。

 

【有棘層】

表皮の大部分を占める、基底層の上の細胞層です。5層ないし10層から成り立っています。 下層に行くほど多角形になり細胞同士が棘でつながっているように見えることから、この名がついています。

特徴としては、表皮の中で最も厚く、様々な細胞を含み分裂を繰り返しているという点です。

主に真皮から酸素や栄養素を受け取る働きがあります。

また、異物の侵入に備え、ランゲルハンス細胞が存在しており、免疫機能に重要な役割を担っているのも有棘層です。

【基底層】

表皮の最下層にある波打った層で、基底細胞1層でできています。

波打った形状であることで、真皮との接着を強めています。

毛細血管を介して栄養を補給し、細胞を新生・増殖している層になり、肌の健康にとって非常に重要です。

ここでできた細胞がゆっくりと上に上がっていって、約2週間かけて顆粒層に到達します。 その後角質層での核のない細胞の死骸は約2週間ではがれおちます。

これがいわゆる皮膚の【ターンオーバー】と呼ばれるものです。

もう少し専門的に見てみますと、基底細胞の3~5%が有糸分裂(mitosis)し、 2個に分かれた娘細胞の1個は基底層にとどまって次の分裂に至り、 1個は上昇して有棘細胞となり、角化が進行していくのです。

 

現代人は様々な要因で28日のターンオーバーが叶っている方はほとんどおりません…。

大体もっと遅くなってしまっています。

個人的に、お客様へご案内する際は、「=(年齢)日数くらいかかってしまう」とお伝えしています。

通常28日ですが、40歳の方は40日かかるということです。

 

 

またこの基底層には大変重要な【メラニン細胞】という細胞が存在します。 基底細胞の約10個に対して1個の割合でメラノサイト(メラニン細胞)があり、 基底細胞はメラニン細胞よりメラニン顆粒を受け取り、基底細胞内部のメラニン顆粒は核の上極上方に密集する傾向があります。 このメラニン顆粒によって紫外線から守ってくれています。

 

皮膚は大きくわけるとこの4層で成り立っています。

表面の層でもこれだけ繊細なのです…

 

お客様にとって特に重要なのはやはり角質についてと、ターンオーバーの部分かと思います。

ちなみに、

【角質層&顆粒層】は【バリアゾーン】と総称され、異物の侵入を防いだり、皮膚の水分の流出を防いだりしてくれています。

イメージしていただくと、お風呂に何時間浸かろうと、お顔が水を吸ってぶよぶよになることってないですよね。あれが、バリア機能の働きです。

一見、肌を守ってくれているバリアゾーンですが、化粧品で肌質改善しようと思った際には実は大敵にも…

そもそも日本の法律的に定められていますが、化粧品はこのバリアゾーン…厳密に言うと角質層までの浸透しか認められていません。

とっっても嫌な言い方をすると、どれだけ頑張っても垢のケアをしているようなもの。

エステティックはこの点が違います。

例えば【イオン導入】や【ポレーション】は、このバリアゾーンを一時的に破壊し、表皮の深部や真皮に美容成分を直接導入することができる技術です。(バリアゾーンはすぐに修復します)

また、機械を使わずとも分子の細かい化粧品(=ナノ化化粧品等)も…法律的に角質層までとしか言えないですが…正直真皮まで到達するものも…あるのです…言えないですが…笑

ちなみにスペースグッドタイムで紹介している=MR化粧品もナノ化化粧品です。

本当に生まれてくる肌が元気になるので是非一度お試しくださいませ!

 

お客様がせっかくサロンケアを頑張ってくださるので、ホームケアまでアプローチできると、より早くお肌質改善ができます。

商品販売に罪悪感を持っている方もいらっしゃいますが、サロンが選んだ信頼できるアイテムをお客様にご紹介するのはむしろ結果を出す上ではある種責任かなと個人的には思っております。

結果出しのためには技術力が必要、その点をお伝えして、もちろん選ぶのはお客様です♫

 

お客様に皮膚科学的観点からお話しをして、改善が必要であれば是非アイテムをおすすめください!

 

次回は真皮についてご紹介いたします!

 

それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!