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2023 04.01

腸と美容健康の関わりって?

エステティシャン

皆様こんにちは、コラーゲンマシン日本総販売元のスペースグッドタイム インストラクターの早坂です(*^^*)

今月のブログテーマは定期開催セミナーでも特に人気の高かった【腸と美容健康の関わり】について♫

エステティシャン目線で、お客様にアプローチしたい基礎的な知識等をお伝えさせていただきます!

コラーゲンマシンメーカーですが、全国のサロン様にご活用いただくべく、改めてエステティシャンのための基礎知識もお届けしております(*^^*)

 

本日はまず、解剖生理学としての【腸】について。

 

腸 とは

 

解剖生理学としての腸とは、=消化器系 にあたります。

 

私達の身体の健康を保持するためには食物を摂取し、栄養分を吸収することが重要ですが、腸はそれらを担う非常に重要な臓器です。

 

*消化管:口腔から肛門に至るまでの全長約9mの管のことで、食物を【消化】【吸収】し、【排泄】する働きがあります。

 

下記の図は見たことがあるかと思いますが、大きく小腸と大腸に分類されます。

それぞれもう少し詳しく見ていきます。

 

 

小腸

【十二指腸】【空腸】【回腸】を総称して小腸と呼ばれます。

※十二指腸は正しくは小腸の一部ですが、一般的には空腸と回腸の部位を指して小腸といわれています。

働きとしては、消化・吸収の大半を担っているのが小腸です。

特徴として、小腸は人体で一番長い臓器と言われています。

 

十二指腸

 

小腸の一部、十二指腸とはおよそ25cm程の長さの管で、胃で消化された食べ物をさらに消化しています。

名前の由来が指12本分を並べた長さのためと言われています。

 

主に消化ですが、胃で消化された食べ物にすい液や胆汁などの消化液を混ぜて、空腸に送る働きがあるのが十二指腸です。

 

十二指腸の病気

エステティシャンは美容健康のサポーター、いわば未病の専門家なので、実際に現場で関わることはありませんが、ちなみにの知識といたしまして、十二指腸の主な病気には下記のようなものがございます。

【十二指腸潰瘍】

十二指腸の粘膜がただれ、傷ついてしまう病気。

十二指腸の粘膜は薄いので、出血したり穴があいてしまうこともあります。

【主な症状】

空腹時、特に夜間にお腹の上の部分に痛みを感じることが多く、吐き気、胸やけなどが起こる場合もあり、穴があいている場合は激痛が起こります。

穴から消化中の食べ物が流れ出して炎症を起こしてしまい、すぐに手術を行わないと生命に関わる場合もございます。

【原因】

胃から分泌される胃酸の影響を受けることによるものがほとんどです。

ストレス、食事、喫煙、薬剤などの影響により、粘膜を守るはたらきが弱くなってしまい、胃酸が十二指腸の粘膜を溶かしてしまうのです。 十二指腸の粘膜は胃と比べて酸に弱いため、胃酸の分泌が多いと傷つきやすくなります。

 

なってしまったらお医者様が専門家ですが、私達エステティシャンは予防の観点から知り、お客様へ予防のお話しなどをすることが大切だと思っています。

早食いなども消化に負担をかけますので厳禁ですよ!!

 

空腸・回腸

 

たくさんのヒダ状になっていて、栄養をムダなく吸収したり、免疫細胞たちが外敵と戦ったりしているのが空腸・回腸です。

小腸の粘膜には、腸絨毛という無数の突起があるのですが、これにより表面積が大きくなり、より多くの栄養素を吸収できるのです。

 

腸絨毛はからだの組織に必要なほぼすべての物質を吸収します。

水、ミネラル、糖、アミノ酸、ビタミンなどが絨毛を通って腸の中の血管に取り込まれていきます。

なので、どんなに食事を気をつけようが、良いサプリを摂ろうが、腸が疲れていては無意味…とまでは言いませんが、勿体なくなってしまうのです。

 

小腸での消化

 

小腸では酵素を沢山含んだ小腸液が作られ、胃から運ばれてくるどろどろの粥状になった食べ物を、ほぼ完全に消化します。

例えば、炭水化物を細かくして麦芽糖・ぶどう糖にしたり脂肪を細かくして脂肪酸とグリセリンにしたりこのようにして作り変えられた栄養素は腸に吸収されます。

吸収された栄養素は血液によって肝臓に運ばれ、残りのどろどろの粥状の物質は大腸へ運ばれていきます。

(※ちなみにですが、小腸と大腸は【回盲弁】という弁で分けられており、盲弁は、大腸の中の物質が小腸に逆流しないよう開いたり閉じたりしています。)

 

 

 

本日は小腸についてお届けいたしました!次回は大腸についてお届けいたします♪

 

それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!!