まさかの!熱中症で救急搬送されてしまいましたー。
石沢美紀子57才、生まれて初めて救急搬送されました。まさかの熱中症!熱中症で倒れるなんてと軽く考えてました。
まだ熱中症を体験してない方の為に体験談を書いてみます。
画像はもちろんないので、連日報道されてるTVから。
8月1日、都内で303人も搬送されてる!私は都内ではなくて、茨城のゴルフ場で搬送された。
朝から33度の猛暑の中、8時半スタート。
午前中も暑かったけど、何事もなく終了。
休憩は45分、スイカと冷たい蕎麦を平らげて、アルコールは飲んでない。とにかく火照った身体を冷やしたかった!
そして13時午後スタート、気温は35度、とにかく暑いー!
傘で日差しを遮っても傘の中が熱気でむんむん、歩けば下からの熱気もむんむん。
風は少しあったが殆ど日陰がなく出来るだけカートに乗ったが、ティーグラウンドもグリーンもなかなかカート道から遠かった。
後半は10ホールからスタートで、12ホール目あたりから息が上がってきて集中力がなくなり、思うように当たらなくなる。スコアもぼろぼろー。
16ホール目の長いロングを回ってる時はもうヘロヘロで、記憶があまりない。
ここでこんな思いをしてまで続けることはないと「やめる決断」をした。
なぜここまで我慢したかというと、一緒に回ってる女友達の2人は70才超えで、暑さと戦いながら頑張ってるのに、私が弱音を吐くわけにはいかない!と思ってた。
これが間違いの1つ目、逆に迷惑かける事になっちゃった。
そして、間違いの2つ目はここでクラブハウスに連絡してすぐ迎えに来て貰えば良かったが、最後までカートに乗っていた事。顔と足が火照って辛かったので一生懸命冷やしてたけど、追い付かなかった。
やっと終わって、クラブを片付けている時に、めまいがして貧血を起こしてコンクリートの上で倒れ込んでしまった。
少し休めば落ち着くと思ってたがだんだん意識が遠のき「救急車を呼んで!」と聞こえて「そんな大丈夫です」と言ってた気がした。
そこからぐったりとして身体が全くいうことをきかない。遠くで声が聞こえてるけど、口をきくこともできない。
涼しい所のソファに運んで貰ったが、なんと男の人が6人がかりだったって後で聞いた。 全く力が入らないので相当重かったらしい。
お客さんに看護師さんがいて、身体中冷やしてくれてた。(らしい)それで寒くなって寒い寒いと言っていた気がする。「水を飲んで」と言われたが気持ち悪くて無理だった。
救急車が来てまた運ばれて色々聞かれたが、喋れない。筋肉という筋肉が全く動かない。手が痺れてる。体が辛くて眠ってしまいたいのだが、救急隊員さんは意識を途切れさせまいとしているのか質問責めー、はぁはぁしながら5秒に一言くらいでやっと答える。
そのおかげで「このまま死んでは皆に迷惑がかかる、何とかしなきゃ」という思考が働いた。病院に着いてまた色々聞かれるが、ろれつが回らない。目が開けられない。
「何で身体がこんな状況になってるの?戻るの?」と聞きたかった。
すぐに1リットルの冷たい点滴をしてもらって、だんだんと意識がはっきりしてきた。
その間もベッドのまま、あちこち移動して、レントゲンや心電図など検査をしてもらった。
熱中症という診断は、他に異常がない上でしか出来ないと先生が言っていた。
水も1日で1.5リットルは飲んで、点滴も1リットル入っても尿意がない。かなりの脱水になってたようだ。
みんなのおかげで倒れてから約3時間後には立つ事も話す事も出来るようになってた。
話せるって有り難い、目が見えるって有り難い、水が飲めるって有り難い、身体が動くって有り難い、何より人の助けが本当に有り難い!身にしみました。
もし1人だったら?と考えたら恐ろしい。
熱中症で亡くなる方は周りに人が居なかったのだと思う。
熱中症を甘く考えてはいけません。少しでも息が上がってきたらすぐに水分を取って涼しいところで休んでくださいね。
ゴルフしてる方は途中でも悔しくても「やめる勇気」を持ってください。
夜もエアコン付けっ放しで寝ましょう!今まではエアコン反対派でしたが、これからはエアコンと共に夏を過ごします。
この度助けていただいた皆様に本当に感謝です。皆さんもマジ気をつけてくださいね!