日焼けマシンの相場は?機器を選ぶ際のポイントも解説
健康的でハツラツとした印象を与えてくれる小麦色のお肌。
夏だけではなく1年中、しかも全身一気にその小麦肌を手に入れられる日焼けマシーン!
時代として黒肌ブームまでは今はないかもしれませんが、特に身体を鍛えている方からは、年齢層や男女を問わず根強い人気があります。
最近ではジムや温泉で日焼けマシンを導入するところも増えています。
こちらの記事では、日焼けマシンの価格や選ぶ際のポイントについてご紹介させていただきます。
日焼けマシンとは
日焼けマシーン(=タンニングマシン)は、肌に光線を照射させる装置です。日焼けマシーンの歴史は古く、実はヨーロッパでは日照不足の原因によるうつ病や体調不良の改善のために医療機器(光療法)として開発されたのがはじまりです。
日焼けマシーンの全盛期は、日本ではバブル期でしょう。日本初上陸後まもなく、全国的に爆発的に出展されました。
日焼けマシーンを使うメリットとしては、浴びる時間を【自分の肌質】に合わせて設定できるので、真夏の太陽の下で火傷をすることなく安全で安心して小麦肌にできる点です。
また、紫外線はビタミン Dを生成し、ウイルスなどに対し、免疫機能を促進する効果があります。ビ タミンDが不足すると多くの疾患を招きます。他に 【がん・アレルギー・うつ・糖尿病・認知症】の予防が期待できると言われています。 また、強い光を浴びることで、幸福ホルモンと言われる【セロトニン】が分泌されます。
1年中利用できるため、体力アップ、骨の強化、 免疫力の向上などの目的で沢山の方が利用されています。
日焼けマシンの値段・購入相場は?
実際に日焼けマシンを購入する場合、どのくらいの費用感なのでしょうか。
市場としては、【新品】と【中古】のどちらも出ています。
基本的に、費用に余裕のある方はやはり新しく導入する機械はきれいな方がお客様からの印象も良いでしょう。元々使っていた日焼けマシンが故障して使えなくなって、買い替えで中古品を選ぶ方もいらっしゃいます。
新品の日焼けマシーンは、サイズや出力にもよりますが、大体は250〜300万が相場の価格帯かと思います。
中古品は、機器状態によって費用感は大きく異なります。状態のいいマシンであれば、120〜150万ですが、10年以上使っている機械などだと2〜30万円で購入することも可能です。ただし、安さに飛び付くのは要注意です。やはり中古品には故障というリスクがより大きく付きます。そのため、中古品の販売店が故障の際にどのようなフォローをしてくれるのかというのをしっかり確認しておきましょう。それぞれ販売店が可能であれば、リースを利用することもできます。リース料金は月々5〜6万円になると組み立てやすいでしょう。
日焼けマシンを選ぶポイント
日焼けマシーンを選ぶポイントについてご紹介します。
・性能
・コストパフォーマンス
・ランニングコスト
この点について下記で詳しくご紹介させていただきます。
性能
サイズ・出力・操作性等をまとめて性能とさせていただきます。
まずはサイズ。サイズというより【形】ですが、ヨーロッパでメジャーな日焼けマシーンは、大きなマシンも多くあります。ですが、その分スペースは取られていきますので、省スペースで行いたい場合は、縦型のマシンがおすすめです。
出力については一つ注意点があります。それは、【最強日焼けマシン!!】などと歌っているマシンもありますが、高出力=良い ではないという点です。高出力の方がきれいに仕上がりそう!と、どうしてもイメージしてしまいますが、高出力のメリットは短時間で仕上がるという点です。顧客の出入りが多く、回転率を重視する施設の場合は高出力がおすすめです。
操作性というのは、セルフで提供することの多い日焼けマシーンなので、カンタンに操作できるかという点。また、スタッフ側のメンテナンスがカンタンかどうかというのも重要です。ランプは消耗品ですので、ランプ交換がカンタンだと運営上は大きな付加価値となります。
コストパフォーマンス
企業としてのコストパフォーマンスというのは、お客様に対していかに結果が出るか。というのもありますが、ここでは【売上】についてフォーカスさせていただきます。
まず1番始めに行うのは、導入したい施設近辺の日焼けマシーンの提供価格相場を調べることです。
相場としては3000円程かと思います。
例えば近所に競合店がなく、価格は基本相場にしよう!と想った際、
300万円の機械を購入し、30分で3000円のお支払いとし、1時間あたり6000円。1日8時間営業で1日48000円(理論値)。30日営業で1440000円なので、300万を回収するには約2ヶ月です。
200万円の機械で上記同一単価だったとすると、回収は1.4ヶ月になるので、200万円の機械の方がコストパフォーマンスは良くなります。
これは勿論ですが、安い機械でスペック的にその単価設定が高いようではお客様が入らないので意味がありません。
相場・地域・性能を照らし合わせ、価格設定と仕入れ金額を選定しましょう。
ランニングコスト
日焼けマシーンのランニングコストとして考えるべきは、
電気代・ランプ代・アクリル代 が主になってきます。
電気代は、機種によりますが、基本的に美容機器などに比べ高出力なので、30分150円程は見ておくと良いと思います。
ランプ代は、交換の際にかかる費用です。購入元に事前に確認しておきましょう。また、何人利用したら交換になるのかも確認しておきましょう。基本的には1000人の利用で交換ということが多いです。その場合、例えば1000人利用で10万円の交換費がかかるなら1人利用毎100円のランニングコストです。
アクリルというのは、お客様が寝る部分のことです。熱感も持ち、お客様が乗り降りするので、どうしても経年劣化します。(そもそもアクリル板の強度もしっかり確認しておきましょう。)
強度の強いものだと交換に10〜20万円かかるものもあります。そう簡単に割れるものではないですが、1日5人を5年営業し交換(20万)と想定すると、約100円になります。
この3点を統合すると今回の想定だとランニングコストは350円です。
テナントや人件費などは形態により異なりますので、客単価ーランニングコストは最低でも見ておきましょう。
見た目のためだけではなく、免疫力や骨の強化、幸福ホルモンのためにも重要な日焼けマシーン(タンニングマシン)
購入価格は新品だと300万程度が相場です。
中古品だと状態により安いと20万〜。一般的には150万程での購入になることが多いかと思います。
選ぶポイントとしては、【性能】【コストパフォーマンス】【ランニングコスト】の3つを比較検討しましょう。
機械のスペックだけではなく、販売店のフォロー体制やメンテナンスの充実度もしっかり確認しておきましょう。