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2021 11.28

エステサロンの開業準備、何が必要?コロナ禍でも成功する秘訣

開業支援

コロナ禍で失業者増加のニュースをよく耳にするようになりましたね。派遣切り、人余り・・・自分で仕事ができること、いわゆる”手に職”としてエステティックサロンが注目されているのをご存知ですか?
美容健康産業のニーズはどんどん上がっていますし、自宅サロンでも店舗サロンでも、様々な形で開業することのできるエステサロン。
当記事では、エステサロンを開業するにはどうしたらいい?必要なもの、準備って?についてご紹介します。

今がエステサロン開業のチャンス!

前述した通り、コロナ禍の今だからこそ、エステサロンの開業に注目が集まっています。
というのも、まずは顧客ニーズ。
コロナ禍でリモートワークの方が増え、仕事でもプライベートでも中々出歩くことがなくなってきている現状があります。実際に「コロナ太り」という言葉も出た程です。
様々なSNSでも【オンラインヨガ】や【オンラインジム】などが配信され、事務向けではいダイニングでのPC作業による肩こりケアや出歩かなくなったことによるむくみや体重の増加の改善へのニーズが増しました。また単純に免疫や代謝アップとしても健康意識がアップしています。しかし、やはり自力ケアには限界があり、コロナ禍でもエステサロンの予約は先々までいっぱいな現状があります。
そして職への安心感。
「手に職」と言われるエステ業界。自分の手で食べていける…すなわち、会社に依存せずともどこでも稼いでいけると言われる職業です。
他にもデザインや美容師なども「手に職」ですが、如何せん資格の取得やセンスに時間や労力がかかります。
その点実はエステサロンの開業はとっても簡単。
何故ならエステサロンの開業には資格は必要ないからです。

エステサロン開業準備

エステサロンを立ち上げるにあたって必要な準備はどんなことがあるのでしょうか。
日本には、エステティシャンという国家資格はありません。なので極端な話、全く知識も技術も経験もない人が「エステティシャン」を名乗り、マンションで「エステサロン」を開業することも可能なのです。
・・・とは言え、それではあまりにもお客様が不安になるかと思いますので、オーナーさんや、メインのエステティシャンの方、どなたか1人でも、民間のエステティシャン資格を有している方のディプロマが店内にあると安心です。
国家資格ではありませんが、専門的な知識を身につけたり、エステティシャンとして客観的な信頼を確保したりするために民間のエステティシャン資格制度を取得している方は数多く存在します。
日本では主に【AEA認定エステティシャン】【CIDESCO-NIPPON】【ICAM JAPAN】などが有名な民間資格です。

お店のコンセプトを決める

それでは実際にエステサロンの開業ノウハウをお伝えします。
まずはエステに限ったことではないですが、事業計画について考えていきましょう。
ちなみに融資を受けたい場合は事業計画書が必要となってきますが、そこではおおまかに下記が必要となります。
①企業の概要
②事業の概要
③事業のコンセプト
④従業員の状況
⑤競合や市場規模など環境面
⑥自社の強みと弱みなど現況
⑦サービスや商品の概要
⑧販売戦略やビジネスモデル
⑨体制や人員計画
⑩財務計画
そして、これらを通して利益が出るのか?というのが重要になります。
計画書の作成までしなくとも、お店のコンセプトやターゲット層がはっきりしないと、物件も提供サービスも取り扱い商品なども全部がちぐはぐになってしまう可能性があります。
そのため、「どんな想いでエステサロンを開業し、どんなお客様に来ていただきたいのか」を第一に考えましょう。
例えばエステサロンのコンセプトとしては大きく分けるとまずは3つあります。【ラグジュアリー】【癒やし】【親しみやすい(アットホーム)】
「エステ」と聞くとどうしても高級感溢れるイメージがありますが、それだけである必要はありません。ナチュラルテイストでリラックスしていただきやすい空間を演出するのも良いですし、ブラウンベースで落ち着いた大人の空間も、または、昨今の「インスタ映え」するようなポップで華やかな店舗もあります。
そしてそこにターゲット層が組み合わさります。ポップなお店なら10~20代がメイン、ラグジュアリーなら40~50代の主婦層など…自分がどんな方の美や健康のお手伝いをしたいのかという目線で考えると描きやすいかもしれません。

物件を決める

お店のコンセプトやターゲット層が決まったら、次はいよいよ物件探しです。
エステサロンの開業には、厳密には物件選択の縛りがありません。業種によってはドアが2箇所、水道が2箇所…など規定がある場合があるので、その点でもエステサロンの開業は易しいです。
では、エステサロンとして望ましい立地はあるのでしょうか?
こちらもターゲット層によるところです。OLさんがターゲット層であれば、オフィス街の駅チカなテナントが望ましいですし、主婦層がターゲットであれば、住宅街のマンションやテナントが望ましいです。
郊外であれば、駐車場があるかが検討ポイントになります。
スケルトンのテナントだと、1から内装工事をしなければならないので、内装の初期費用としては結構かかってしまいます。内装費用を抑えたい場合は、壁で部屋がもう仕切られているマンション(商業利用OKな)や、居抜き物件を探すと良いでしょう。
マンションの場合は、どうしても生活感が出てしまうため、高級感を出したい場合は10畳程の広めのお部屋で、インテリアを工夫する必要がありますが、一般的にエステを提供するお部屋だと、6畳もあれば十分です。
一般的なエステベッドの幅はおよそ70cm程度です。そこに両サイドに人が通れる広さ、もしくは機械やワゴンを入れる場合、それらが移動できる程度の広さを確保することを想定して部件を探しましょう。
1人で開業する場合は、1部屋から十分スタートできます。

機器や備品を揃える

物件を決め、内装工事が始まったら、着々と備品の調達や設備を整えましょう。
下記が必要備品の1例です。
●施術面●
施術ベッド(サービスによっては椅子)
施術ワゴン(コットンなど細かいものを置くので、内装にあれば棚でも代用可能)
布類(大判・バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオル・バスローブ・スリッパ等)
ホットキャビン(タオルウォーマー)
機器類(ヒートマット・痩身機器・フェイシャル機器・脱毛機器など)
商材(マッサージジェル・クレンジング洗顔・パックなど)
小物備品(スパチュラ・容器など)
ユニフォーム
●設備面●
レジ関連(レジ端末・カード端末・プリンターなど)
カウンセリング関連(バインダー・ファイル・トークブックなど)
文房具(スタッフ用・お客様用)
衛生関連(除菌剤・体温計など)
消耗品(ティッシュ・コットンなど)
カウンセリングテーブルセット
荷物・お着替えカゴもしくはロッカー
洗濯機や冷蔵庫などの家電

一番費用がかかるのは、やはり大物備品や美容機器です。
持っている技術だけで開業するのであれば、内装含めて50万程でも開業できる場合もありますが、美容機器を揃えたり、技術をこれから習得したりすると500~1000万かかる場合もあります。
ここでの費用感が思っていたより…!と焦ることがないように、1番最初に事業計画を建てる必要があるというわけです。

コロナ禍で成功するコツ

さて、思ったより簡単に開業できてしまうエステ業界ですが、コロナ禍の現代で成功するコツはあるのでしょうか?
本来肌に直接触れ、お客様との距離が近い業種だからこそ、エステ業界は【会話の取りやめ】【フェイスシールドの着用】【手袋での施術】などサービス提供には試行錯誤が求められました。
そんなコロナ禍でのエステ業界で注目を浴びているのは【非接触型マシン】というものです。
その字の通り、【触らない】機械のことを言います。
服を着たまま、インナーマッスルまでアプローチできる新しい磁場による筋肉運動の機械【テスラシェイプ】や、光を浴びるだけで肌・精神面・体質改善など幅広い顧客ニーズに応えられる【コラーゲンマシン】などが代表的です。
これらの機器はいずれも①未経験でも操作でき、結果が出る②安全性が高い③衛生的という点から、新規開業でも安心して導入することができるためおすすめです。

エステサロンの開業に必ず資格は必要ないです。
知識と技術を向上させ、エステサロンとして成功したいのであれば、民間のエステ資格を取得することを推奨します。
まずはお店の計画を立て、コンセプト・ターゲット・物件を決め、備品を揃えましょう。
顧客ニーズの高まっているコロナ禍の今こそ、開業のチャンス!そんな今は非接触型のマシンがおすすめ。双方にとって安心安全な上で結果を出し、お客様に愛されるエステサロンとして活躍しましょう。

 

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