エステティシャンのための皮膚科学★〜皮脂腺〜
皆様こんにちは、コラーゲンマシン日本総販売元のスペースグッドタイム インストラクターの早坂です(*^^*)
今月のブログテーマはやはりコラーゲンマシンのメイン効果でもある【肌】について♫
改めて皮膚について解剖生理学的な観点や、お客様へお伝えしたいポイントなどをご紹介いたします!
コラーゲン生成のポイントについてご紹介いたしました。(コチラ)
今回は、【皮下組織や皮脂腺】についてご紹介させていただきます!
皮下組織
前回まで、表皮・真皮とご紹介してまいりましたが、まだ厚みがあります。
真皮の下にある組織を【皮下組織】と言います。
脂肪細胞に富み、血管や神経も含んでおり、外部刺激から筋肉や骨、臓器を守るクッションのような役割があります。
いわゆる 脂肪 です。
そして人体にとって重要な役割として、脂肪には保温作用があります。
脂肪はどうしても嫌われがちですが、本来は中性脂肪としてエネルギーを貯蔵する役割があり、人体において非常に重要なポジションになります。
ただし、余分なエネルギーは皮下脂肪として蓄えられてしまい、過剰分は美容的にも健康的にも不要と扱われます。
本来は断熱材のような役割のある脂肪。一定数は保持する必要がありますので、お客様のお体状態を分析し最適なバランスをご提案していきましょう。
皮脂腺
皮脂腺は簡単に言うと【皮脂を分泌する腺】のことです。
主に毛包に開口していて、手掌と足底を除き全身に分布しています。
特に顔のTゾーン・正中線・外陰部などには多く存在します。
そんな皮脂が活発に分泌される部位は、脂漏部位と呼ばれます。
反対に、毛包の無い眼瞼、口唇、乳輪、膣などは独立皮脂腺と呼ばれ、脂漏部位とは異なり皮膚表面に直接開口しています。
汗腺
続いて皮膚の構成要素とし重要な汗腺には大きく分けて2種類ございます。
- エクリン汗腺
- アポクリン汗腺
【エクリン汗腺の特徴】
エクリン汗腺の特徴をお伝えします。
分布:全身(口唇・陰部を除く)に300万個
手掌・足底・額に多い
開口部:皮膚表面
分泌:一生涯
成分:水・塩化ナトリウム・尿素・乳酸など
色: 無色透明
【アポクリン汗腺】
もう一つのアポクリン汗腺の特徴をご紹介いたします。
分布:腋窩・乳輪・へそ・外陰部・肛門など局所的
開口部:毛包
分泌:思春期以降に活発化し更年期に衰える
生理前、生理中に多くなる
成分:タンパク質や脂肪が多い
色:白濁色
一口に【汗】と言っても、ざっくりわけて2種類があるのです。
汗腺がどう重要かと言うと_
皮脂腺と汗腺によって、人間は【皮脂膜】を形成し、肌のバランスを保っています。
水分量は自分でドサドサ増やすことができないですが、水分力が低下すると皮脂分泌が過剰になり結果ニキビ肌になってしまう方もいらっしゃいます。
すなわち、ニキビ=皮脂除去 だけでなく、保湿も非常に重要です。
そんな皮膚ですが、改めてどんな働きをしているのかということを次回ご紹介させていただきます!
それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!