便秘の種類って?
皆様こんにちは、コラーゲンマシン日本総販売元のスペースグッドタイム インストラクターの早坂です(*^^*)
今月のブログテーマは定期開催セミナーでも特に人気の高かった【腸と美容健康の関わり】について♫
エステティシャン目線で、お客様にアプローチしたい基礎的な知識等をお伝えさせていただきます!
コラーゲンマシンメーカーですが、全国のサロン様にご活用いただくべく、改めてエステティシャンのための基礎知識もお届けしております(*^^*)
本日は便秘についてです。
前回の大腸についてはこちら
便秘と下痢
前回まで腸について解剖生理学ベースでまずは知識面をご紹介してまいりました。
現在では便秘について医学的には定義が明確にはなく、主観によるものが判断基準となっています。ただ、お客様の腸内はいわば不健康状態かもしれません。
まずは改めて便秘、及び下痢が腸内でどのようなことが起こって引き起こされるのかという点をご紹介いたします。
健康な腸においては、小腸から届いた粥状の便が、腸内を進む過程で水分吸収されていき、適切な硬さの固形状便に形成され、排出されていきます。
しかし、何らかの要因で便の進む速度が遅くなり過剰に水分吸収されてしまうとカチコチで排出しづらい便に形成されてしまい、便秘となってしまいます。
反対に進む速度が早すぎてしまうと、水分吸収が十分に行われず、下痢状態での排出となってしまうのです。
便秘の種類
腸内ではおおまかにそんなことが起こっているのがトラブルの要因となりますが、実は便秘にも種類があります。
続いては便秘の種類についてご紹介いたします。
【一過性単純性便秘】
食事の内容や生活環境の変化、ストレス等により起こる、文字通り一過性の便秘。
少量で硬い便であることが特徴です。
《主な原因》
・食物繊維の摂取不足
・生活環境の変化
・ストレス
・水分摂取不足など
【弛緩性便秘】
最近CM等でも耳にする機会が増え、ご存知のお客様も増えた印象がある弛緩性便秘。
大腸の蠕動運動が低下し、便が長く停滞することで、水分が過剰に吸収され排泄しにくくなってしまうタイプの便秘。
少量で硬く、太い便で有ることが特徴です。
《主な原因》
・加齢による筋力低下
・ダイエット
・寝たきり
・運動不足など
【直腸性便秘】
直腸の排便反射機能の障害で、送られてきた便が直腸壁を刺激しても、便意が起こらないタイプの便秘。
硬く途切れやすい便であることが特徴です。
《主な原因》
・便秘薬の長期使用
・度重なる便意の我慢
・浣腸の誤用・乱用など
【けいれん性便秘】
副交感神経の過剰刺激により、結腸が継続的にけいれん・収縮して便の移送が阻害されてしまうことで排出が促されないタイプの便秘。
兎糞状(コロコロ便)で少量の硬い便であることが特徴です。
《主な原因》
・ストレスによる自律神経の乱れ
・過敏性腸症候群など
形状の特徴はあくまでも特徴なので、こうだからあなたはこの要因!と分類できるわけではありませんが、お客様がおっしゃる「便秘がち」というワードをもう一歩聴き込み、その要因に合わせた改善をしていくことが我々エステティシャンには求められます。
腸活についてはまたご紹介させていただきます!
次回は、美容・健康において腸が大切だと言われるのはどうして?腸はどんな働きをしているの?といった内容をお届けいたします♪
それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!